ぱちゃん

すずめの戸締まりのぱちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

とってもよかった
大好きな作品がひとつ増えた。

でも、現実にあの日あの場所にいた人たちはこれを見てどう思うだろうか、というのも正直な感想。きっとすずめと同じように母を探していた人が沢山いたはず。わたしがすずめと同じ立場に現実に置かれていたら、きっと観れなかったと思う。

予告映像とか前情報とか何も入れずに行ったから、まずオープニングで鳥肌。一気に引きこまれた。

そうたの声が松村北斗くんというのも驚き。全然違和感なかった。

そうたが要石になってからが本当にすべての台詞を脳に刻み込みたいくらいだった。

そうた目線でもっと生きたかったというところも、しぬのが怖くないと言っていたすずめが私も死ぬのはこわいって言うところも。

4歳のすずめと高校生のすずめが話すところはもう苦しくて、でも前を向いていて。
4歳のすずめに誰か問われて、てっきり「未来のあなた」とか言うのかなと思ったら、「すずめの明日」って高校生のすずめが答えていたところ、言葉にできない気持ちになった。

おはよう、いただきます、行ってらっしゃい、いってきます、ただいま、おかえり、どれもこれも当たり前で当たり前じゃなくて、あの日だって当たり前に交わした挨拶で交わせると思っていた挨拶だった。一つ一つ大切に生きたい。

エンディングへの持っていき方も最高でした。

とにかく声優をつとめあげた方々、音楽、映像に拍手でした。。。

最後に、芹沢に幸あれ。
ぱちゃん

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