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すずめの戸締まりのsugenonのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.2
誰しも1人で生きているのではなく、あなたの命はあなた以外の誰かにとっても大事なもの。そして1日1日を大切に生きる。
当たり前だけど全然出来てねえなあって見につまされました。

こんなにスペクタクルな映画だとは思ってなくて、最初の戸締りのシーンから最後まで飽きることなく鑑賞しました。
耳すまや魔女宅など至る所にあるジブリオマージュも往年のアニメファンをくすぐりましたが、恐らく賛否別れるのであろう要石たるダイジンの存在によって、黒白、善悪が何となくはっきりしない世界観は、個人的にはもののけ姫を彷彿させられました。誰も悪意がないというか自分の利に従ってる感じね。
結局あのネコ達は何がしたかったの?ってディテールは1回の鑑賞ではなんともなんだけど、そんなことよりこのスペクタクル感と、
ガール・ミーツ・ボーイ
ガール・ミーツ・ガール
ガール・ミーツ・ファミリーなロードムービーとしてのこの映画はとても好きです。

某龍と姫の物語と比べても、旅立つ理由や、家族としてのおばさんの過干渉なくらいの心配はとても腑に落ちるし、物語の着地のさせ方もとても好き。

紫色の星空が綺麗なのはいつも通りでした。
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