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すずめの戸締まりのフクロウのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.8
死者は語らないし、語れない。

震災三部作のラストは、『天気の子』とは逆方向の、むしろ自己犠牲を褒め称える点で後退ですらある。他方で『君の名は。』『天気の子』で自身が国民的作家≒天皇になってしまった新海誠自身の落とし前のつけ方としては、3.11をダイレクトに描くのはありうる選択ではあろう。

しかし、予告を観た段階では、天孫降臨の地・宮崎からはじめて全国を回ってラストは東京は皇居の門を締めて「行ってきます!」だと思ったんだがなぁ…。
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