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夏へのトンネル、さよならの出口のkochabのレビュー・感想・評価

4.0
筆者、原作は全くの未読。それでも知らなくても作品そのものは十分楽しむことができました。

ある地方に住む高校生。妹を亡くし、家族がバラバラとなってしまった青年、彼が時間の流れが遅く流れる、後に「ウラシマトンネル」と名付けたトンネルを発見。そこへ転校生としてやってきた同級生と共にそのトンネルの謎を明かしていく~、と言うのが大きな流れですが、作品も90分を切る展開で、サクッとエンディングまで滞りなく流れた感じです。

だからか時間が遅く流れる、また秘密のあるトンネルでSFでありながら、その設定は変えることなく、最後はしっかり恋愛ものしていたな~、と言うのが実感で、小粒な感じの映画ですが、その実はピリッと味が効いていた良作であったと思います。

声優さんも少なく、二人の世界がしっかりと現れた作品と思いました。
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