kochab

好きでも嫌いなあまのじゃくのkochabのレビュー・感想・評価

4.0
山形に住む少年。学校でも家でも思うように自らの考えを伝えられずにいたけれど、鬼の少女と出会い、母親探しにつき合うことに~、と。ある意味王道的ボーイ・ミーツ・ガール作品、とも言えるかも。

唯一気になったのが、背中から出た小鬼が雪~出てくる神様といった流れがちょっと説明不足だったと思いますが、それ以外の部分ではシナリオもしっかりしていたし、旅の途中で出会う人々、そして隠りの里(なばりのさと)という舞台も十分おもしろかったです。

確かに今の若者、町にいてなんか群れて動いているよな~、と思う世代としては言いたいことを言わずついていったりするところに今を感じてしまいました。よく映画のシナリオに落とし込んでいるな~、と。

ただ、タイトルがなんか映画のシナリオを端的に表現してるか?というとそういうこともなかったような。タイトルだけならなんか「ツンデレ」的な要素を期待してしまいましたが、そこはそれほどでも。だからなんか名前で損をしている気もする作品でした。
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