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夏へのトンネル、さよならの出口のfumiのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

都市伝説みたいな感じで流行ってるウラシマトンネルという願いをかなえてくれる代わりに寿命がとられちゃうトンネルを見つけた主人公の遠野かおるくんと、引っ越してきた花城あんずちゃんのお話。

ウラシマトンネルは実際には時間が進んじゃう代わりになくしたものを取り戻せるトンネル
死んでしまった妹を取り戻したいかおると、おじいちゃんと同じく漫画家になりたくて初めて書いたマンガを取り戻したい花城が二人で共同戦線を結んでお互いのほしいものを手にするために色々試しながらトンネルを攻略しようとする

でも直前に花城はマンガ家としての道が見え、かおるは花城を置いてひとりでトンネルを進む
トンネルの中で妹との時間を過ごし、妹さえいればいいいと言うけど幸せを願う妹に背中を押され、外からは届かないはずの花城からのメッセージが届き、かおるは外に向かう。
8年後の迎えに来た花城と会い走って外に出る
13年の月日が流れてるけど、これから2人で過ごしていくんだろうなという未来が見える。

最初にたまたま会ったときに貸した傘を13年後に返して二人で傘に入るシーンがすごく素敵だった!
景色もきれいで、静かだけどちょっとドキドキしながら進む感じがよかった!

ただ高校生のままのかおるくんと花城がこれからどうしていくのかあまりにも現実的じゃなくて、現実的にはどうなるんだろう、、、ってとこを考えちゃった😂
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