2022年日本公開映画で面白かった順位:78/93
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★☆☆☆
おバカ全開のアドベンチャー映画なんだけど、、、いやはや何と言っていいのか(笑)
「こんな豪華なキャストを揃えながら、何でこうなった!?」みたいなハリウッド映画は時々あるけど、本作はまさにそれだった。
あまりにも日本国内と本国とで評価が正反対すぎる(笑)
個人的には、所々笑える部分もあるけど、全体を通じて観るとそんなに面白くないってのが正直なところ。
まず、一番わかりづらいのがロストシティの存在。
ロレッタ(サンドラ・ブロック)の小説の中に出てくるから、ずっと架空の都市だと思ってた。
でも、誘拐されちゃうから実在はするんだよね。
となると、ロレッタはどうやってその古代都市の存在を知ったのかって話だけど、そこは謎のまま。
その物語の大前提がはっきりしないから、その後の展開が頭に入ってきづらかった。
キャラクターも違和感を感じたところがあって。
日本の公式サイトとかだとアラン(チャニング・テイタム)は「ウザい」って書かれてるけど、実際に観るとウザいとはちょっと違う気がしたんだよね。
変にナルシストとか空気が読めないとかならまだしも、そういう感じでもなく。
筋骨隆々だけど、気が弱くてビビり、ちょっと抜けてるって感じ。
どちらかと言えば、「おバカ」とか「マヌケ」っていう表現の方がまだしっくりくるかも。
また、彼はモデルってことだけど、ファッションモデルじゃなくて、ロレッタの小説に出てくるキャラクターのイメージモデルなんだよね。
小説と全然関係ないのにプロモーションに現れてるから、てっきり映画化するときの役者なのかなと思ったけど。
日本だったらそういうのってイラストになりそうなところを、リアルな人間を連れてくるから「?」ってなった。
あと、全体的に笑いのツボがアメリカ人寄りなので、日本人だと理解できないところもチラホラ。
それでもノリで突き進んでいく振り切り方は個人的には好きだけど、上記のわかりづらい点もあいまって、あんまり日本での評価が高くないのではって思ってる。
唯一笑ったのが、ブラッド・ピットの無駄遣い。
もうね、こんな扱いでいいの?って。
無駄にギャラだけ高くついてない?って。
そんなわけで、なかなか掴みづらい内容ではあった(笑)
あのサンドラ・ブロックがいい歳してパープルのスパンコールのつなぎを着て、ジャングルを駆け回るギャップを楽しみたい、もしくはブラピの雑な扱いを観たいならならどうぞって感じかな(笑)