Saako

TAR/ターのSaakoのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

数ヶ月前にTBSラジオ「たまむすび」の町山智浩のアメリカ流れ者で紹介されていて絶対観たいと思って待っていた作品。

「日本公開は5月か、遅いな、それだとどこかからネタバレしちゃうよ」と町山さんは言っていたので全力で前情報入れないようにしてFilmarksを触るのも一生懸命我慢した(笑)

男性主人公を想定して脚本が書かれていたけど、この役はケイト・ブランシェット以外演じられないとして女性に書き換えられた。
世界3大映画祭の主演女優賞をとったのはケイト・ブランシェットしかいない、とラジオで聞いたけど(うろ覚え)確かにそうだ。彼女にしか出来ないと思わせるすごい説得力があった。

「指揮者は作曲者に魂を捧げる、スコアの前に自分は消える」と言う場面、
実家に帰ってかつての勲章?🎖️を首から下げて少女みたいに泣いていた場面が印象に残りました。

ベトナムのマッサージ店と思って入ったら性的マッサージだったお店で吐いてしまったのは、彼女のハラスメント性?憑物が落ちたということだったのかな。

ラストシーンの印象は観た人によって分かれそう。
落ちぶれたのは確かだけれど、彼女の憑物が落ちて、また指揮台に立てるようになってよかったと私は感じた。
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