くみん

TAR/ターのくみんのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館の中で音響など含めてこのスクリーンに当たったらラッキーと思ってる日比谷スクリーン1で観れてよかった。副指揮者が気の毒だったけど、彼の部屋は思い出の品などに溢れた居心地の良さそうな場所で、カリンニコフの胸像をキーウの市で昔100ルーブルで買ったなどというエピソードが心に残った、音楽をやる者、愛する者なら誰しもロシアの芸術に影響されているはずなのだ。音を追及するあまり音に苛まれ、トップに登り詰めても他に追随せず更に極めようとする姿、同調圧力の国に生きる身としては眩しい限りであった。
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