謎めいていて説明のないシーンが多いので「一回観ただけではわからないだろうな」というのをすぐに感じる映画だった。そこが、ちょっと残念だったかな。もう少しだけわかりやすくても…なんて思った。
世界的に地位も名誉も富もある指揮者が、後輩?の性的虐待の告発によって落ちていく話。この映画を観た後に解説をググって読んだけど、自分の頭でこれを初見で理解するのは難しかった。でもなんとなく、ターを恨んでいる人が告発して、それをきっかけに落ちていくんだな、とわかったので問題ないといえばない。
告発されても「誰もそんなの気にしないよ」と鼻で笑うター。それに反して世論は反発を強めていく…なんとも今っぽい。
ケイト・ブランシェットの演技が本当に最高。実在してそうな存在感。映像がめちゃくちゃ美しい。