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モリコーネ 映画が恋した音楽家のotomのレビュー・感想・評価

5.0
マイアイドル、モリコーネの存在自体で星100コでも足りないくらい。レオーネ作品ほか、数多の名作の音楽の素晴らしさは今更言うまでもない。無音から始まりあらゆる環境音やノイズをも操る上に、必ず特徴的なメロディやリズムが軸にあるって云う完璧の度合いを超えてる曲が多過ぎ。そんなかんなでモリコーネが劇伴をやれば必ず強烈な印象を残す訳だけども、個人的に特にお気に入りの『ある夕食のテーブル』<未>ほかの映画は観てないけど先にあの曲もあの曲も音楽は知ってるって曲の数が異常なのも、モリコーネの作品が映画音楽の範疇を超えてる良い証拠だろうと思われる。と云うか、これらの歴史的アーカイブレベルのもので未公開が多過ぎ(特に60年代のイタリアもの)なので、誰か日本でも観られる様にして頂きたい。しかし、歴史にifはないにせよ、『時計じかけのモリコーネ』は考えるだけでワクワクする。
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