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この子の七つのお祝にのotomのレビュー・感想・評価

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)
4.2
ふっとスイッチが入って芦田伸介の顔をグサグサやる岸田今日子の怪演は見事。それとは対象的に本性顕したヤバめな岩下志麻が面白いんだけど酷い。人生を賭けた壮絶な勘違いで、戦争に操り人形なんかを盛り込んだ筋自体はなかなか。大映から松竹でなんか具合が違う増村保造って感じなんだけど、次から次へ出てくる豪華キャストでそのあたりも結構楽しめる。出てきた瞬間から明るい顔してフラグ立てまくる杉浦直樹は特に良い演技してた。やたら洒落てる大野雄二も良い。あと、フォントと予告が怖すぎ。
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