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炎の人ゴッホのotomのレビュー・感想・評価

炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)
4.5
超が付くほど面倒くさい奴との伝説を持つゴッホをきっちりウザい感じに仕上げるカーク・ダグラス(ケツアゴは見えない)が圧巻。アンソニー・クインのゴーギャンも付き合いきれんわって云う、ヤバめな構ってちゃん具合で皆がサーっと引く中で献身さを見せるテオとポストマンにグッとくる。後の黒澤明同様に画題の再現度のクオリティの高さと、アルルの光だーからの嵐攻め、メンタル崩壊=線がグニャグニャの晩年のとこもなかなか。耳切りのとことかの直接描写をしないのも良いけど、ラストのアレは山田五郎ので言ってた他殺説(傷害事件)の方がしっくりくる。逆にイギー・ポップな原題がカッコイイ。
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