TaichiMurakami

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-のTaichiMurakamiのレビュー・感想・評価

4.3
第二次世界大戦で連合国の勝利のきっかけとなったシチリア上陸作戦を実行するために、ニセの極秘文書を持った死体をドイツ軍に拾わせる英国軍の情報部隊を描いたスパイ映画。

誰が敵で味方が分からない当時の状況が伝わってきた。敵であるナチのスパイだけではなく、ソ連のスパイも、はたまたナチに従ったフリをして実はヒトラー失脚を画策する人物が出てきたり、最後まで手に汗握る展開である。
名優コリン・ファースらの演技が光っていた。
個人的に特に目が離せなかったのは、中立国のスペインでのシーン。

一方、スパイや戦争ものだけでなく、大人の事情や恋愛も描かれており、その展開も実に秀逸。

事前に調べずに観ることをオススメしたい。