ベルファストのTaichiMurakamiのレビュー・感想・評価

その名の通り北アイルランドのベルファストを舞台とした、プロテスタントとカトリックの血生臭い分断が起こっていた時代を生きる家族の物語。

昔を回顧するかのごとく、物語は白黒で進んでいく。 主人公は家族の中の少年で、平和の世の中であれば直面しなくても良いような事態を経験することで、子どもの目線から見た分断の悲劇を描く。

北アイルランド紛争を描いてはいるが、世界各地における分断の悲劇も想起させられる作品