【おじいちゃんが恋して失恋する話💔】
思ったのとちょっと違った。何が何でもヒトラーからの侵略を止めるぞ！という緊迫感あふれる感じか、または奇想天外な作戦を大真面目にするコメディぽさを取り入れた映画かと期待しちゃった。違った。
🌊登場人物の多さ
ヒゲの弟と、ヒゲの相棒の見分けがつかなくて、途中まで同一人物だと思ってた。主人公の母と暗号部隊のおばあちゃんも同一人物だと思って、この一家、重要組織で暗躍してるじゃん、凄い！！！と思ってしまった。全員別人だったわ。これだけ顔認証スキルのない自分なのでクライマックスで一気に登場人物増えてまじでカオスだった。敵か味方かも分からず（あの国の人がその国のスパイなんだけど実は3重スパイでどうの…で無理だった）、作戦が成功したのかエンドロール付近まで分からなかった。あと世界史ネタの映画はやっぱり前提知識ないとダメですね。世界史の知識ゼロの教養のない人間を侮ってもらっちゃ困る。説明足りなすぎて全然相関関係分からないYO！！！
🌊その他、雑記
・全体的に淡々と進んだかと思えば、終盤で唐突なアップテンポに変わり、何だか作品全体でチグハグしてた。
・作戦自体があっさり承認されたので、周りの猛反対を押し切るとか、映画を盛り上げるエピソードはあっても良いのになぁと。少しヒヤリとするくらいでインパクトが薄い。
・男も女もたらし込むスパイ。あーこの顔ならおモテになるでしょうね。似合ってた。
・恋愛を描きたいの？作戦を讃えたいの？
・ヒトラーって同性愛憎んでなかったっけ？
・暗号部隊で女のコが活躍してるのは嬉しい
・今更名誉もらっても、姉さんこの世にいなくないか…？？？可哀想…。
・キリスト教圏でこの作戦を思いつくの凄い。
予告編がコミカルな雰囲気出してたから、ちょっと期待しすぎちゃったかも！💦
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⚠この先ネタバレあります⚠
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🌊緊張感のなさ
戦時中が舞台らしいんだけど…タバコ、ダンス、お酒、ファッション、ぜーんぶ楽しんでいて緊張感がまるでなかった。戦争まだ始まってないのかと錯覚した。戦争シーンもほとんどないので、上流階級の人が優雅にわちゃわちゃ遊び半分で遺体のありもしない人生について創作活動を楽しんでるかのよう。緊張感も気概も感じられないのよ、命の重みがそこには全然ない。
🌊おじいちゃんの恋
おじいちゃんくらいの年齢（に見える）人が、たぶん二回りは年下の職場の部下にうつつ抜かしてるのはちとキツイ。妻も子供もいるくせに、誠実そうな顔して接してるのがほんと無理。それ以前に重要ミッション抱えてるんだから作戦に集中しなよ。何万人の命かかってんだよ？？？？
🌊ヒゲの横恋慕
女への下心があり過ぎて隠しきれてないのよ。初手でナンパ（挨拶を装ってる風だけど、連れの男がきた瞬間にさっと撤退したからあえてナンパと呼ぼう）するわ、写真に興奮するわ、夫がいるなんて知らなかったな（顔見知り程度なんだからむしろ知ってたらキモいでしょ）とかキモいことを言う。挙げ句に嫉妬してライバル男の悪口言って己の好感度下げるし、恋愛下手くそか！！！！てかさー、おじいちゃん共々、職場の女にうつつ抜かすとか身近なところで手を打ち過ぎじゃない？？？なにがきっかけで好きになったのかよく分かんないし。小さいコミュニティでわちゃわちゃするの大学生のヤリサーっぽくて無理〜。てかさ！だからさ！作戦に！集中してくれよ！！！！
恋愛要素いります？？
真剣味足りなくないですか？？？
どっちの男とカップルになっても幸せな未来が全く見えないんですが！！！！
…というわけで、テーマぶれぶれで星少なめです。あと素敵な俳優さんをおじいちゃんと呼んでごめんなさい🙏
【追記】
どうせならナチス側の反応だとか、そっちも描いて欲しかったなぁ。側近の彼は無事だったんだろうか…。
大作戦の大詰めで「内密にしたい会話」なのか、「わざと聞かせる会話」なのかが分かりにくくて、丁寧に描いて欲しかった。
