シンプルだけどオサレなアニメーション。
知らない異性に、今読んでる本を指差してこれずっと探してた本なんだって突然声かけられたらちょっと引いてしまうかもしれない。
「あなたにこの本を譲るためにここに来たのよ。」とはなんて粋なんだろう。
色々な運命の赤い糸がこの世には渦巻いてるけど、それは恋に限った事ではなくて、ただ、こうしてものを譲るためにある赤い糸だってある。
この2人はきっと二度と出会わないだろうけど、いつかまたRには訪れる。
あの女性にとってのRみたいに、この本を譲るための相手が。
人生全部必然なのだろうなと思ったら人との関わりが楽しくなるはず。
私がこうしてこの作品を見たのも必然で、見知らぬ誰かに声かけられた時に怖いって引くだけではなく、自分のものを譲れるこんな女性になれたらいいとふと思いました。