雑誌カメラマンの深町は日本の登山チームとエベレストに行った時、1924年にエベレスト登頂したとされるマロリーのカメラを男に売り付けられる。後を追うと日本人登山家羽生が男からカメラを奪い姿を消すのを見る。帰国した深町はマロリーについて調べ、消息が途絶えた羽生を探し始める。
▶︎夢枕獏の小説を谷口ゴローがコミック化、それをフランスとルクセンブルクがアニメ化したもの。素朴なタッチなのに奥行きがあり、エベレストの光景を美しく、厳しくアニメ化している。
エベレストの難関南西壁から無酸素単独登頂を目指す羽生の背景や心情をグッと濃縮していた。また登山での難所やそこに現れる体調も併せていて、登山についても触れることが出来た。
