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ブラックライトのKUBOのレビュー・感想・評価

ブラックライト(2021年製作の映画)
3.5
最強のおじさんも、ついに最強のおじいちゃん(笑)。

今回のリーアム・ニーソンは、FBIの秘密捜査官を無事に助けるフィクサーという陰の男。

現政権を批判する若手女性政治家が交通事故(?)で死亡する。

この事件に疑問を持ったジャーナリストのミラは、情報提供を持ちかけてきた「ファン」を名乗る男と接触するのだが、そこで大事件が起こる。

フィクサーのブロックは、当初は事件の火消しを任されていたのだが、事件の真相に近づいたことで巨悪と対決することに!

ドラマの構図としては、アメリカンニューシネマ時代の権力者の支配に対する反体制的メッセージを含む作品。ダスティン・ホフマンなら逃げ出すかもしれないが、リーアム・ニーソンだから、最後は気持ちよく成敗する。

ただ、こういったサスペンス色が強い作品なら、リーアム・ニーソンの素性は明かさずに、ジャーナリストを主人公にして事件の真相を追ううちに、謎の男と出会うという構図にした方がおもしろかったかも。

まあ、安定のおもしろさではありました。
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