mさん

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのmさんのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

悲しい!!
ムリ!!!!!!

なんでだ!アンクが取り付くことで
泉刑事も徐々に回復してったんだから!英司にずっと取り憑いて回復していつかの明日を迎えようよ!英司が自分の死期を悟ってアンクを拒絶するのとか、彼らが本当に取る行動じゃなくて製作陣の自己満足な気がしてしまう。

最終話でみんなの手を掴んだんだから、一人で何でもかんでも背負うなっていうのがメッセージなのに…後藤さんも言ってたじゃない…せめて一回拒絶しようとした時にせっかくオリジナルキャストっていうか最終話にいた人全員が奇跡的にいるんだから、精神世界にみんな入ってきて「エイジくん!戻ってきて!」みたいなことをして英司が戻ってくる方がよかった気がする…まあこれもあの尺であの世界観だと単純に最終回の二番煎じみたいになっちゃいそうだけどさ…一人で決めちゃうのは…違う気がする…

新フォームも新ライダーも出過ぎてて、完全に尺に収まりきってない。あの尺にこのライダー数を自然に参加させるのは不可能だと思う。
敵が現れた→新フォームで倒す
っていう理由が連発しすぎてて、すごく形式的に物語が進む感じがして段取り感がすごかった。だからやっぱりエモーショナルにさせたいならもう少し何かを削るべきな気がした。バースの新フォームとかなくてもよかった気がする…

あとこれでもかっていうくらい名言をみんなセリフで言いまくってて、それもこれを言ったら熱くなるんだろ?って脚本の思惑が透けて見えてしまった。やっぱりそういうのはこの尺でやるんだったら1、2個なはずだし、新しいシーンになったら必ず一個名台詞が出るのがちょっとノルマというかミッションのようで冷めてしまった。


良いところもある。
アンクと融合する展開とかはラストとしてすごく良かった。

あと英司の演技力はさすが。ゴーダが憑依しているせいでどこか英司じゃない感を出さないといけないんだけど、それが完璧。目が虚で、声の感じも少し幼い感じがよかった。1発であ、英司じゃないって思える演技力は凄いと思う。

あと英司とアンクが形だけ見れば再会できていつかの明日が来たように見えるけど、実は形だけで英司が本当の英司じゃない、で問題を解決して最後の最後で本当の英司が戻ってきて、俺たちがコレだよコレってなるベースの展開は凄い好き。最後の最後で一瞬いつかの明日が来る展開は好き。だけど全然エモーショナルに満足できないのはやっぱり駆け足感が強すぎるのと、新フォームとか新しい要素が出過ぎなのと、英司が製作陣の自己満足で「死なされて」しまうせいだったと思う。
mさん

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