チョマサ

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のチョマサのレビュー・感想・評価

1.0
マジでひどかった。ヘタクソ過ぎる。

ドラマ版は見てない。

そもそもMERの設定をもて余してる。
移動式の手術室で、すぐに現場で手術できるのがMERのメリットとは思うけど、この映画の冒頭、飛行機火災が起きてる近くで手術しようとしたり、爆発に巻き込まれる範囲でMERを止めてたり、挙げ句は手術中で患者の体を開いてるのに、瓦礫だらけの道を走って揺らすとか、そこまでして車で施術する必要ある?ってシーンが出てくるから、MERがいらない設備にしか見えなかった。
あれ無菌対策とかどうなってるんだろう。


そもそも見せ場を作ろうとして、おかしなことになってる場面が、この映画は多すぎる。


「命を助けたいんです」とか言ってごり押しする展開も多い。そういう割に火災現場で地面に患者をおいて開腹手術、しかも心臓の手術する場面が出てきて、人工心肺とか輸血もなしにそんな手術しだすから付いていけなかった。


すごく印象に残ってるのが、千昌(この役名はときかけから取ってる気がする)が喜多見に、私は助からないからお腹の子と逃げてと言い出すシーン。メスを渡して、帝王切開でお腹の子を取り上げて逃げろと言うんだけど、周りが火だらけで、そんなことできるか!お腹の子も死んじゃうだろとツッコミたくなった。千昌はこの場面の前に爆風で吹っ飛んで頭を打ってたから、おかしくなってたのかもしれないけど、喜多見は医者だし怪我もしてないのに、マジになってメスを取って腹を切ろうとするなよと思った。あんな火の中でそんなことできないと思うんだけど。


瓦礫が落ちてくるようなところで救助活動をしてるし、かなり雑な映画だった。ひどい。
チョマサ

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