このレビューはネタバレを含みます
生まれつき耳の聞こえない元プロボクサー小笠原恵子さんの自伝『負けないで!』が原案
東京で一番古いボクシングジムを舞台に耳が聞こえないプロボクサーのケイコを中心とした日常を淡々と描いた静かな映画
キャストが役と同化していて浮いている人は一人もいない
ストーリーに完結は無く とにかく言葉を発しないケイコの揺れ動く心を感じ取るべし🥊
印象的だったのがケイコに障害がある事を知らない人たちの反応
話しかけても通じないので怪訝そうな表情をするコンビニの店員
無視されたと思いキレるオヤジ
今まで自分も同じような態度をしていたかも🌙
欧米では障害のない人が演じると ある方々の仕事を奪うとの理由から変化してきているみたいだけど、日本はそれ以前に受け入れる側の体制が整っていないから役者を志す人が少ないのかな(LGBTQの方々も)
突然ですが三浦誠己さん(トレーナー役)ごめんなさい🙇🏻
『母性』(クズ夫役)では存在感が薄く役不足だなあと思ってましたが今作で見る目が変わりました👍