新年鑑賞一作目。
凄い。
街が、景色が、物語る映画。
ケイコというひとりのボクサーの話でありながら、私たちの日常の話だった。
でもケイコがろう者であることで、耳が聴こえる私との壁がちゃんとあって、その壁に自覚的になることもすごく重要であるから、「私たち」と言えるけれど言えない。そういう現実を真摯に感じさせてくれるのもこの映画の大きな魅力だと思います。
改めてコミュニケーションって声だけじゃなくて、相手の表情や温度感、心が読み取れる瞬間、そういうひとつひとつが大切なんだよねって、とってもとっても感動しました。すごく嬉しい体験でした。