ティーン映画の皮を被った魔物みたいな映画。
お互い初見の友達と観て「私たちもうシーモアと歳近いんよな、そっちにめっちゃ共感しちゃう。最後きしょすぎやから嫌やけど、シーモアなんよ。でも言いたい、「Funky」笑 てかこれ思春期に観てたらまじ人生違ったやろな」みたいな話をし、あーだこーだ話していると…じわじわ「いや、まって、この映画の完璧さやばない?何?」とビビり始める始末。
大人になってもイーニドでい続ける人もいれば、レベッカ派で懐かしむ人もいる。かと思えば私たちのように大人になってからシーモアに共感してしまう人もいて。
全てが監督の手の内にあるのか、まったくコントロールの効かない作品になったのか、どっちなのかまったくわからずもはやスリリング。
さすがぐうの音もでない傑作。いや、怪作。