このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTで鑑賞。
癌で亡くなった妻メアリーを想い、イギリスで一緒に旅したかった道を、おじいさんトムがバス🚌で、えっちらおっちらゆっくり南へ向かっていく話。
おじいさんはだいぶ高齢でフリーのバス券を持っていた。もう、歩く事も辛い感じだが、若い時は、第二次世界大戦にも参加したことがあったようで、肝はとても座っている。
バスで女性に難癖をつけているチンピラに対して、勇敢にも挑んでいく姿はとても勇ましかった。
力ではなく度胸である。
歩き疲れて道に塞ぎ込んでいる所を助けてくれて家に招いて手当てしてくれた暖かい夫婦とその娘。
途中、この無料パスは使えない🙅と言ってバス🚌から降ろされてトボトボ道を歩いているところを、ウクライナ🇺🇦人に助けてくれるシーンがある。
これは2021年の映画だからロシア侵攻前だと思うが微笑ましいシーンだ。
今度はイングランド🇬🇧がウクライナ🇺🇦を助けてあげて欲しい!
途中でトムも癌である事が分かり、生きている時間が残り少ない。医者🧑⚕️の助言に逆らって、生きている間に旅を完成させようと旅を懸命に急ぐ。彼にとっては自分の命より大事な旅だ。
苦しい😣けど最後まで辿り着いて旅の目的を果たせるのか。
最近の映画の為、トムの勇敢な行動がネットにどんどん拡散され話題になり、トムがバスに自由に乗れるようになっていく所が痛快だった。でもトムはきっとその理由を分かっていない。
トムは元メカニック🧑🔧でバスのトラブルさえ修理してしまう。
さて、トムの旅の目的がラストに明かされます。どんな時も絶対に無くさないと大事に抱えて持って来たカバン🧳。その中身とは。ラストシーンは2度ジーンと来ます。
妻との思い出を回想しながら走るバスの旅。
いつか時間を気にせずこんな旅が出来ると良いな。出来れば妻がいる間に!