面白い！
野村周平演じるeスポーツの日本チャンピオンが、リアルなドリフト競技チームのドライバーとしてスカウトされる。
コミュ障気味の孤独なギークが、潰れかけたチームの救世主となり、現実の居場所を見つける話しなんだが、まさに熱血スポ根ものの王道。
頑固一徹なその道のベテランに、いけすかないイケメンのライバル、紅一点の女性メカニックと、キャラクターは徹底的に類型的だが、これはこれで良い。
居場所の問題から生き方の自由へ、物語後半の主人公の葛藤はいかにも今風なものだ。
特筆すべきは、やはりビジュアル。
ドローンやアクションカメラを駆使したドリフト映像は、中継映像では不可能なヨリを実現していて、手に汗握る。
絶対これ、カメラ壊れてるよね〜ってショットも複数w
その分画質もバラバラなのだが、本作の場合、不統一の荒い映像が異様な迫力を生み出してる。
ハリウッド映画みたいな潤沢な予算のない日本映画で、ドリフト競技の特性を生かし、これだけの映像を作り出したのには拍手を贈りたい。
邦画のモータースポーツ映画で、トップクラスの仕上がりだ。
ブログ記事：
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