【第65回アカデミー賞 脚本賞受賞】
『マイケル・コリンズ』ニール・ジョーダン監督作品。英国アカデミー賞英国作品賞を受賞、アカデミー賞では作品賞他全6部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。
うーん、これはなかなか厳しい作品だった。脚本が高く評価されたようだが、個人的にはあまり入り込めなかった。当時としては展開が新しかったのだろうか。
かなり低予算で撮られているだろうと思うのだが、それを感じさせてしまうのはいかがなものか。
話としてもあまり捻りがなく、官能サスペンスの域を出ない凡作、と言うしかない。サスペンスとして緊張感があまり感じられない。とてもアカデミー作品賞にノミネートされるほどとは思えず、B級サスペンスのようなルックや展開に困惑。
中盤のある事実に驚けるかどうかだと思うが、確かにびっくりはするけどその後もなんとなく受け入れてしまうのがなんとも。
話としてもクオリティとしてもとてもアカデミー賞レベルにあるとは思えず。評価がこんなにも高い理由が僕にはよく分からなかった。