MariaElena

オードリー・ヘプバーンのMariaElenaのレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
4.0
オードリー・ヘプバーンのことをほぼ全く知らない状態で鑑賞。
彼女の映画は代表作を3作観たぐらいやし、言ってしまえば私は完全にモンロー派で、オードリーは正統派で綺麗やけど全然私の好みではないとまで思っていた。
でも、自分と誕生日が同じなこととか、あまりにも多くの人々が支持していることからずっと気になる存在ではあった。

「きっとお顔だけでなく性格も完璧で、さぞかし親に愛され、周りに愛され、幸せな人生やったんやろうなぁ」
という私のイメージがことごとく崩れた。

【その1】オードリーにもコンプレックスはある
「もっと背が低くて、足が小さくて、スタイルがよくて、鼻が小さければよかったわ、髪もブロンドがいいし何もかも変えたい」
これ、オードリーの肉声で流れたとき鳥肌が立った😂すんごい人間的じゃないですか?というか、綺麗になりたい!と願う女の子と同じこと思ってるんよ。

【その2】父親に捨てられた過去がある
幸せそうな子って100%親から愛されてきたからやん、整った家庭環境で育った子は勝ち組やん、とか思ってた自分に反省。
オードリーは自ら父を探して会いに行って、拒絶されたのに「この人は自分の不安を解決してくれる人じゃなかったんだ」と理解する。
勇気と強さの両方が必要なことだよね。

【その3】オードリーだって不倫される
親に捨てられたから男にも捨てられるかも💦って怯えるのはオードリーだって一緒だった。
男に裏切られるのは自分に魅力がないからって考えは間違いだと教えてくれた。

【その4】オードリーでもストレスで煙草を吸ったりする
これまた人間味があって凄いいいなと思った!
間違いなく私たちと同じ人間だったのだ←

そして、残念ながら良いとは言えない家庭環境で育った人たちが(自分も含め)、不幸の連鎖をしてしまうような思考癖がオードリーにはないとハッキリわかった発言↓

『愛情に飢えすぎると、愛されることに感謝し、愛を与えたくなる』

\何故そうなる/←

自分が子供を産んだら映画撮影をやめ子育てに専念したり(子の寂しさの連鎖を回避)、ソマリアまで行って子どもたちを手助けしたり、不幸を連鎖させるどころか愛を増やしていってるんですが?どういうカラクリで?←
今までモンローやホイットニーの話ばかり聞いてきたから、それはまあ不幸の連鎖だらけだったんですけども、オードリーのおかげで生まれた家庭環境や男の影響で人生は決まらないよと教えてもらった気がする。

これを観てからも私はマリリンモンローが一番好きだけど、でも目標はオードリーやなって思った🌟特に、晩年のオードリーみたくなれるように、私も人生諦めずにやってこう。
MariaElena

MariaElena