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マイ・ブロークン・マリコのshuttiのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
3.2
マリコが生きたことを世界で唯一認知しているシイちゃんなりの、マリコの葬儀だと受け取った。
突然の別れを認識し、受け入れ、お別れを言うのは1人ではあまりに辛く、耐え難い。
だからこそ、人に頼り支え合う必要があるが、マリコにもシイちゃんにもそんな人はいないから、マリコはありったけ時間を使って遠く遠くに向かう。そうやって作った時間の中で少しずつ成仏し、また元の生活に戻る。あっという間に。
大切な人の死って怖いけれど、起きてしまったらあっという間。それがリアルだなと思った。
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