このレビューはネタバレを含みます
🌙2025.02.05_37
「綺麗なあの子しか思い出さなくなる、
何度もめんどくせぇ女と思ってたのにさ。」
親友のために親友の遺灰を持って海を見に行く。
この旅を通してシィちゃんは救われたのかもしれない。けど死んでしまったマリコは救われない。最後のマリコからシィちゃんへの手紙。内容は分からないが、読んでいるシィちゃんの表情が良かった。これで少しはマリコも救われたのだろうか。
永野芽郁って可愛くて上品なイメージがあるから、粗暴な態度の役は私的にはあまりしっくりこなかった。シィちゃんがマリコの父親から遺灰を奪って窓から飛び出すシーンが印象的。
「もういない人に会うには自分が生きているしかない」この台詞が凄く腑に落ちたというか、この映画が伝えかったことはこれかと感じた。会わない人のことはどんどん忘れていってしまう。最後に残る記憶は綺麗な記憶ばかり。それすらも生きていないと思い出せなくなる。そのためにシィちゃんは生きる事にしたんだと思うととても良い映画だなと感じた。