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息子のまなざしのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

息子のまなざし(2002年製作の映画)
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考えろ。答えはない。
だから迷う。
だから考えるんだ。
結末を焦るな。
betterの積み重ねがbestになると思っていたけど。そんなの全然しっくりこない。betterもbestも存在しない。答えなんてどこにもないよ。
そんなのはどうでもいい。
考えることをやめるな。
そして、流れればいい。何もかも。忘れるのとは違う。過去に囚われず今を生きるってかなり難しい。日本語の水に流そう。って意味はそういう意味だ。きっと外国語では言い表せない意味が含まれてる。忘れるのとは違うんだ。
これをつまらないという人がいるなら、普段からなにも考えなしに、娯楽だけ求めている人なんだろう。恋愛にしたって、口説く焦らすをすっとばして酔わせてすぐに脱いでしまうような生き方なんだろうと思ってしまえる。この映画について考えもせずに面白くない。とか、ただ単に感動したとか、泣けたとかほざいているやつはきっとすぐに忘れてしまう。ロゼッタもロルナの祈りもたまに思い出して胸がきゅうっと苦しくなって血が通ってることが確認できる。あたしだっていろいろあるけど、生きてる。苦しいこともあるけど黙って生きる。文句なんてもんじゃない。世の中が不条理なものだなんて、義務教育のときに知るものだからそんなことでは文句はいわない。けど苦しんだ。
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