このレビューはネタバレを含みます
風邪ひいてGWにゴジラvsコングが観にいけなかったので、そのジェネリック品として鑑賞。思いっきりB級ではあるものの、乱開発とか環境問題とか真面目なテーマの気配も感じる。ただ、サメとタコとステイサムが全部出てるせいで、どうしても真面目に聞くことができない。とりあえず数増やして、とりあえずサイズをデカくするという正統進化の陰で、メグそのものの恐怖感は減退。その穴を、人類の無茶と化け物乱発でカバーしてた印象。
化け物に襲われる為だけのビーチリゾート「ファンアイランド」が出てきたあたりから、適当過ぎる島のネーミングを皮切りにして、脚本と演出が本気を出し始める。本作オープニングによると、白亜紀において食物連鎖の頂点に君臨してたことになってるメガロドンを、腕力オンリーで串刺しにするジェイソンステイサム。メガロドンにヒト噛みでやられたティラノサウルスの立場がない。ステイサムが白亜紀に生まれてたとしても、槍一つあれば恐竜捕食しながらそこそこ生き延びられそう。伏線ほぼ0で登場させられた巨大タコは、明らかな無茶振りの中、それでもよく頑張ってた。
登場人物達の活躍の比率から考えて、中国マネーフル活用してそう。どうせなら、メグを素材にした特盛フカヒレ丼をみんなで食べながら、米中の友好を祝して大団円とかでも良かったのでは。ティラノサウルスを捕食するメガロドンを、ジェイソンステイサムが食する勇姿を見たかった。
