Mpoppins

クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たちのMpoppinsのレビュー・感想・評価

3.5
グレムリン、ターミネーター、ジュラシックパークの恐竜たち・・・
など映画に出てくる人間以外の様々なキャラクターの制作秘話と時代の変遷を学べる作品でした。
時代は特殊メイク、コマ撮り、オーディオアニマトロニクス、CG、モーションキャプチャ等々へ・・・進化。

・おもしろかった点
①時代の変遷をみれた
・ディズニーファンとしては、特にオーディオアニマトロニクスの話!
そういえば「メリーポピンズ」でジュリーアンドリュースが「お砂糖ひとさじへ」を歌うシーン。優雅に歌っているけどその裏ではジュリーアンドリュースの二本の指の上に乗っているコマドリとつながれた配線がジュリーアンドリュースの腕につけられていたのをふと思い出しましたw

・オーディオアニマトロニクスからCGへと時代が大きくシフトチェンジした「ジュラシックパーク」。一度仕事を依頼されていたのにCG化が進むが故に依頼をとりけされた人の話が切なかった><

・大きな恐竜たちが機械仕掛けで動く横で、足だけ恐竜のリアル着ぐるみをつけた状態で休憩している姿がシュールで印象に残ったw

・CGの乱用の失敗例として「ヨーダ」が取り上げられたシーンは「だよね~」と思ってしまいましたww

・最近はCGだけにたよらず、シーンによって使い分けているという話になんだかちょっと安堵。

★一番印象に残ったのはクリーチャーデザイナーの一人が「タイトな締め切りがきつく。必死で守ると、次はさらに短期間でと言われる・・・」とボヤいていて、ハリウッドがやけに身近に感じた瞬間でしたw


・日本人として、この作品をみて残念だった点
①「猿の惑星」(ティムロスが出ていた版)を称賛していたのに、辻一弘さんのコメントも聞きたかったなと日本人としては思ってしまいました。
②作品後半にミュージカルなどの話が少し出てきて【ライオンキング】が素晴らしいという話だったが、「( ゚Д゚)!!!人形浄瑠璃のあのリアルな動きを紹介してよ!」と思ってしまいました。

でもいろんな作品が出てきて見ていて楽しい作品でした。
Mpoppins

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