Mpoppins

マエストロ:その音楽と愛とのMpoppinsのレビュー・感想・評価

3.8
最近、身の回りでロクな事がない。これは良いことが起きる前の助走・・・と思いながら過ごす今日この頃。

そんななか、待ちに待った本作の封切り!!
関西で年末に開かれる有名なイベントで何度か佐渡裕のレッスンを受けたことがあるので、勝手に佐渡裕は私の中では【先生】の一人としてカウントしているので、バーンスタインは【先生】の師匠=私の中では大先生と思っているので、めちゃくちゃ楽しみにしてました。

でも~、期待しすぎた~~~wwww

・ストーリー的にはスコア3.0
期待しすぎた原因は副題「その音楽と愛と」
バーンスタインの”陽”なエネルギッシユさとそのために結果悩む妻との愛。
バーンスタインとその妻フェリシアの話は描かれていたけど、もっと音楽に関するところを描いてほしかったです。
例えば序盤に「アメリカ初の大指揮者と期待されている」という話題が出てきたが、ヨーロッパ人に比べてアメリカ人はどうしてもクラシック界において下に見られいてるという話を昔本で読んだことがあります。それ故、多少なりともプレッシャーやなにか感じ思うところは描かれていなくて、もっというとカラヤンとの比較についてとかの話を期待していたので、残念でした。
(日本人としては、バーンスタインと親交が深い小澤征爾や佐渡裕とかちょっとでも出てきたら嬉しかった・・・。)

・スコア+0.8
①カズ・ヒロさんによる特殊メイク!!
ふとした時に(特に横顔)「このバーンスタイン写真見たことある!!」というシーンが何度も出てきて、感激しました。
②終盤のマーラー「復活」指揮シーン!
オーケストラを前に大指揮者のバーンスタインとして指揮を振る演技はすごく難しかったと思う。そこをチャレンジしたブラッドリークーパーはすごいと思ったし、何より本物の指揮者のように見えたブラッドリー・クーパーに「ブラボー!!」と叫びたかったです!!
③エンドロールで「キャンディード」が流れてきてテンション爆上がり&曲のテンポに圧巻でした。はやっ。あのテンポでオーケストラを束ねるってすごい。

この作品を作ってくれてありがとう、ブラッドリークーパー。

*家に帰ってきてから「キャンディード」のテンポが気になったので調べたら面白い動画が二つあったので、共有します。
皆さんはどの演奏がお好きでしょうか??

★指揮者4人の比較
https://youtu.be/Ptvn0Sl2XUg?si=bWZvSX3x71GWV7e-

★晩年の「キャンディード」。若い頃↑の演奏とテンポが全然違う!
https://youtu.be/422-yb8TXj8?si=u_m8mxHOiQij1m6G
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