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透明人間のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(1933年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

基本的になんだかコメディのような愉快さもあるものの、時折挟まれる間近での少し下からのアングルが不気味だったりと白黒なのもあいまって程よいホラー感があって楽しめました。
心底楽しそうな笑い声もなんだか癖になり、やってる事は中々で100人も殺してるはずなのに何故か憎めなく面白かったです。
包帯やサングラスを身にまとっている時のビジュアルの不穏さもかっこよくて惹かれました。
終始人間だけど見えない事もあってとんでもない未知の生物がそこにいる感覚がじわじわと来て良かったです。
フィアンセには忘れてたもののダーリンと何度も言ったりデレデレなのも、なんだか微笑ましくて素敵でした。
かなり古い映画なのに透明人間を表現する映像に違和感が無くて、その点でも観ていて面白かったです。
最後に現れた素顔も思っていたより随分若かったのも印象的で意外でした。
程よい不気味さが癖になる、透明人間のいたずらっ子ぶりが面白い作品でした!
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