sensatism

ドント・ウォーリー・ダーリンのsensatismのレビュー・感想・評価

3.5
古き良きアメリカ男性社会を体現した映画。
現代に生きづらさを感じるミソジニー集団が作り出したディストピア世界。

「マトリックスのような支配/被支配の二重構造設定SF愛してる!」と思いつつ見進めていたら、意外なテーマ性と結びついていてフェミニズムをSFで表現するのかと真新しさを感じた。

女性を支配下に置きたい男性なんて今時いるのか?この映画刺さるのかな?と思いつつ、そう思える自分は幸せなのだろうとたしなめる。

「私の人生だったのよ。私の人生!それを奪うなんて」
「この人生を与えた!」

イエス・キリストの時代からこの世界は男の手によって創られてきた(とされている)。男なら誰でもキリストになれる醜悪さと不気味さよ。危険な全能感。
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