MariaElena

ドント・ウォーリー・ダーリンのMariaElenaのレビュー・感想・評価

2.5
不条理スリラーみたいに売ってるけど、見始めてみたらフェミニズム映画で、女性を軽視したことのない男性からすると凄く可哀想なぐらい、映画の中の男性キャラが酷かった印象。
途中までは、もしかしてオリヴィア・ワイルドさんは男性に嫌な思いをさせられた過去があるか、もしくは自分が女ってことだけで傷つけられたことがあるんかな?って同情的に観てたけど、この手法じゃ「あーまたフェミニズムかーこれだからフェミニズムは」って、男性だけでなく同性からも攻撃されそうな気がして、それじゃあ一生分かり合えないのでは?と感じた。

描写は非現実的やけど、起こることは人間の嫌な部分が原因で、私も「あるある、そういう言われ方したことある」と過去を思い出しながら嫌気が差したけど、別に男性だけじゃなく女性にも言われたことがあるんよね。
例え男性だけに言われてきたとしても、「男性ってそうだよね、ああいうこと言うよね」と決めつけてしまうと、純粋にこの映画面白そう!と思って見始めた男性が不憫すぎる。女性蔑視なんてしてこなかった男性たちが、こういう映画を観たり過激フェミニストたちの言葉を聞いて、女って💢と思われると、フェミニストじゃない私としては迷惑というか、貰わないで済む事故を貰ったりするからやめてほしい。

結局、男だからではなく、男でも女でも、どれだけ正論を唱えても、間違いを支持する方が多いと間違いが正解になるような社会ですよ🙋‍♀️ってことかなと。日本に生きてるとそういう不条理よく感じるけど、海外でもそうならもう人間やめたくなるね。😇

意地の悪い大人からしたら、人を精神病者だとレッテルを貼るのは簡単やし、貼ってから相手の言う全てのことを精神疾患のせいにするのもめっちゃ簡単なんよね。
例えば、うつ病患者と言われた私が「1+1=2です!」と言っても、精神科に行ってない人が「実は、1+1=3なんです!」って言ったらそっちが正しくなっちゃう感じ。それからどんだけ私が2だと言っても「異常者め!」「ちゃんと治療しなさい」って言われてしまう恐ろしさ。

オリヴィア・ワイルドも色々思うところあったんやろうけど、この仕上がりじゃあただ胸糞が残るだけよ。人の心をぶわーっと荒らして片付けずに帰って行かれた感じ。メッセージ性ってのとはまた別かと。

キャスティングもイマイチ。
フローレンス・ピューは顔も体もガッシリしてるのに、衣装がキャミソールばっかりでその上、夫役をハリーにするなんて嫌がらせか😂おかしいなと思って調べたらオリヴィア・ワイルドのリアル彼氏かい😂めっちゃ顔小さかったわ…
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