このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
類似作品、連想した作品としては「トゥルーマンショー」や「バニラスカイ」
マトリックスを挙げる人もいたが、自分はそうは感じなかった。
でも、フローレンス・ピューはまたミッドサマーみたいな作品に出てるんだなあと感じた。彼氏に振り回される彼女。変な環境(ホルガ村とビクトリー社)
ハリースタイルズがかっこ良い。自分だったら、まあまあ幸せじゃん、とは思うが、主人公のアリスの幸せはアリスが決めることなので、不幸。
良い映画だなとは思うが、倍速で見たからかも。尺としては長い気がする。瞬間瞬間の、サスペリアのような映像が良かった。
女性達は女ボスの元でバレエをする。集団行動を取る。
男達は外で仕事をする。でもこれはジャックが愚痴ってたので、いずれ破綻しそう。
アリスが医師として働いていた時、病院の廊下で清掃をしていた赤い服の男が、町でも出てくる。アリス視点ではそう見えていたんだな。モブ。
終盤、新入りが「ここなら安全だと思ってたのに」みたいなことを言っていたが、難民だったんだろうか。紛争地域から逃げてきたみたいなニュアンスを感じた。
隣人のバニーは子供を亡くしたらしいが、病気じゃなくて事故でかなあと感じた。最初のほうで、兄が妹の首をホースで絞めるなと怒ってた気がする。そういう事故かな、とか。うがちすぎかな。
町の設定としては、原爆開発してたマンハッタン計画を連想した。
ドラマのザ・ループとか。ザ・ループもマンハッタン計画が元ネタだが。
結局、オチのためのドラマで、それ以外の見所がちょっと薄れていたのが勿体無い。ジャックとアリスでもっと深いドラマが見たかった。元の世界で医師だったのを匂わせるアリスの仕草とか。あったかな?わからんった。
ジャックは何の仕事してたんだろう。結局、町に来たのも理想の自分(仕事をしてアリスに頼られる自分)になるためでアリスのため(アリスのキャリア、人生)じゃなかったのがなあ。