さききち

ザ・ホエールのさききちのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2023年31本目

後悔と「救う/救われた/救わない/救われていない」の話。
俺には合わなかった。

何にも増して独りよがりさが目について、最後まで同情できなかった。

「書きたいように書け」
「正しいことをしたと思わせてくれ」
「あの子は救った!」
と最後まで結局独りよがり。
今まで散々人間を切ってきて、死に際に悔いと思い込みを爆発させて、最後の最後まで我儘で勝手に召されて行った。

パートナーの妹の看護師も気の毒でしかない。金のこともあり得ない状況で(知るよしもなき)知っちゃうし、結局最後に遺されるし。あの方の温情だけでなんとか主人公は生きてきた感じなのに。

仕事柄様々な状況のかたを見るけど、主人公に関しては心からは気の毒とは思えない。

いつかこの映画を観返して、違う気持ちになることはあるのだろうか。
ブレンダン・ブレイザーの演技は評判に違わず良かった。
さききち

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