少し居眠りしてしまったためか、それとも居眠りしてしまうくらい相性が合わなかったためか、ちょっと印象の薄い作品と感じてしまった。
文学作品の『白鯨』に対するエッセイ、何度も繰り返されるそれは、遠くから見守っていた、娘の正直な気持ちを書いたものだった。
何度も繰り返されるエッセイの一節。
と、妻子を捨ててまで一緒になった男性を失った苦しみから抜け出せず、極限まで身体を大きくしてしまった自分への感情が、エッセイと重なる。
というところでいいんだろうか。
ちょっと好きになれなかった作品なので解釈が曖昧で(しかも居眠り)で残念なんだけれど。
愛した男性の妹が、主人公の親友として世話をしているんだけど、その情景が私には辛かった。