予告からかなり気になっていた今作もダーレン・アロノフスキーの役者復活劇はすげえ。
同監督作品に出演したミッキー・ロークは深夜テレビで見たナインハーフでただならぬ大人の色気を子供ながらに感じて、こんな男性が女性をメロメロにするんだなと思っていたので、映画『レスラー』の彼の変わり果てた姿に驚き、またシリアスな演技に感動した。
今作『ザ・ホエール』のまさにクジラのように大きくなったブレンダン・フレイザーの姿に驚かされ、あのハムナプトラの時の甘い美青年の姿は無い。
最近見ないなと思っていたが、実体験でいろんな事があったことはこの映画を観たあと調べて知った。
場所もキャストも最小限に抑え、ブレンダン・フレイザーの演技を極限に引き出した構成に今回もめちゃくちゃ感動した。