MountainDew

ハッチング―孵化―のMountainDewのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.3
母親の抑圧の中で苦悩していく少女の悲しい話がいかにも御伽話のような北欧ホラー
ギレルモ・デルトロやヤン・シュヴァンクマイエル監督みたいな雰囲気を感じられる。
アッリと名付けられたの雛のような生物の造形や生態がしっかり作られていて安易にCGなどを多用してなくて良かった。
モンスターホラーかなっておもったら
アッリはしだいに主人公正直のティンヤと同じような姿になっていき、その変容はまるでボディ・ホラー。
流石にボディーホラーというば「チタン」には負けてしまいますが。独自な展開を見せてこちらも面白い。
お母さんと共闘するのも意外だった。
少女の思春期の変化をホラーとして作り変えるのは最近多めになりましたね。
今回は色々なメタファーを想起させる作りで、色々と考えられる。
そんな映画。
MountainDew

MountainDew