このレビューはネタバレを含みます
「生きてりゃ不運は訪れる」
やむを得ない引っ越しで長距離を車で移動中のフリーマン一家にとんでもない災難が降りかかるロードムービー調のスリラー。
一難去ってまた一難とはこのことだ。
それにしても、あんたが黒幕とはねぇ。ちょっと驚いた。まあ、なぜそいつが主人公のスマホの電話番号知っていたのかを冷静に考えてみれば予想できるのだけど。
それはともかく、その黒幕が判明した後の展開が何だか突然雑になっちゃった感じ。
黒幕の家から脱出した後、わざわざ故障した車に戻って修理するよりも、黒幕の車で逃げればいいじゃない。あるいは黒幕が追っかけてこれないように、車のタイヤをパンクさせておけばいいじゃない。
いやそれよりも、叔父さん、あんた腹を刺されたよね? のんきにワッフルにメイプルシロップドバドバかけてる場合じゃないでしょ、病院行きなよ。何でそんなに元気なの? しかもあんたの軽率な行動でこんなことになったというのに反省も謝罪もなくてしかも懲りてない。大金に目がくらむのはわかるけどさ……。
それと、序盤に登場するあのムカつく白人男二人組に何のお咎めもなかったのも個人的にモヤモヤする。