バスケは全然詳しくないけど、作品としてはかなり面白かった。
エンドクレジットを見て本物のNBAプレーヤーが多数出演している事を知り、だからあれほどの迫力のシーンが撮れているんだと納得。トップアスリートのトレーニングの様子やゲーム内での口撃によるプレッシャー合戦などの裏側がリアリティたっぷりに描かれる。
それでいてNBA入りを目指すスペイン出身のボーや、敵役のカーミット役の演技も上手く、初めは役者が演じているのだと思っていた。名優アダム・サンドラーとの共演でも全く違和感なく、一流アスリートの多才ぶりを目の当たりにし、世の中で一流と呼ばれる人たちはきっと他の分野でもきっちりと成果を出せる素地があるんだろうなと恐れ入った。人並み外れた努力が出来る人はやはりベーシックなポテンシャルが高いようだ。
総じてバスケファンにしたらよだれものの作品だと思う。
一つ戸惑いがあったのは、出演者の名前にアンソニー・エドワーズを見つけ、トップガンでグース役やERでドクター・グリーン役を演じた彼がどこに出ているんだろうと、何度も見返しても見つからなかった事だ。途方に暮れ、あとでWEBで調べたら何とカーミット役を演じたアスリートの本名だと知った。あぁ無知による勘違い…
