■概要
シングルマザーで二人の子供を持ち、ICUで勤勉に働く女性。身体的にも負荷が高まり子供にも精神的な負担がある中、優秀な新人男性が現れる。離婚して子供と会えない男性は親切で仕事や子育てを協力してくれ、親友となったがある日から患者の突然死が増え捜査が始まり、容疑者として男性の名前が上がる…。
■感想(ネタバレなし)
Netflixのノンフィクションもので今回は再現型となっている。
最近Netflixのノンフィクションは凄まじい出来で本作のキャストの演技力も素晴らしく、恐ろしいサスペンスに仕上がっている。
予告編を観ると、単純な作品に見えますが…かなり闇深い作品です。
我々の父親、私の娘を殺した男などとはノンフィクションもので衝撃的ですが起きた事実を知るというのがどれほど人に衝撃を与え人を動かすのか。
やはり想像するよりも現実の方が恐ろしいようです。
■感想(ネタバレあり)
Netflixの最後のテロップが最も怖いパターン。事実を淡々と並べるのだが、それが一番闇深い。
・犯行動機は未だ不明
・9つの病院が隠蔽を行ったせいで400名を推定する被害者がいる
・病院側の提訴は誰も行っていない
無差別殺人者のワールドレコードじゃないのか？殺害方法の残忍さがないだけで名前が知れていないことに驚愕。
また犯行を認識して隠蔽を各組織は共犯であることを含めなんとも最悪の事件である。
個人の殺人を庇うというのはありきたりの権力者、またはそれの親族というのは聞くがそういったケースではなく組織犯罪が実在したということがあまりにも衝撃的な内容。
医療で不審な点があっても皆知識力の差から丸め込まれてしまうが、なにかあった際には糾弾すべきだということがよく理解できた。
