SSDD

パルスのSSDDのレビュー・感想・評価

パルス(2006年製作の映画)
1.6
◼︎概要
大学生の若者達、ある日を境に仲のいいグループの一人が姿を見せなくなるのだが、同時に世界的に人々が行方不明になる事件が多発し始めていた…。

◼︎感想(ネタバレなし)
超古代文明の天空に浮かぶ都市での滅びの言葉…はバルス!違います。本件パルス信号とか言われる、あれです…信号の名前とか一般人には馴染みはございません。

黒沢清監督の"回路"をハリウッド・リメイクされた本作。ジャパニーズホラーの良さを芸術的爆破で破砕した後に再構築されたような作品です。
回路を観た方ならわかる描写なんかも一応あるだけの、もうまったく別モノです。

音楽の使い方が下手!
カットシーンからの話の繋げ方が下手!
なんかシーンカットされとったんかくらい話が飛ぶ!

最高に登場人物達は頭が悪く、最近知り合った人間と二度あっただけでなぜか家知ってたり、皆が謎の郵送物を見ていきなり使い道わかったりと、脚本書いた方はサイコパス診断で満点取れそう。
登場人物の立場になれば、その情報知らないよねとか考えられないタイプすか?

無駄にamazon primeの評価が高くて鑑賞始めたら、もしかして"これ回路リメイクか?"と察したんですが、まぁダラダラしていて寝落ちできました。

回路観たことがない方は間違っても回路観てから本作観てはいけません。先にこちらから観るととってもオリジナルが楽しめる作品です。
1.5hくらいなので、回路を楽しむための付け合わせくらいで観てみても…いや勧められない…。









◼︎感想(ネタバレあり)
・本体
貼るとデジタル怨霊は遮断できたとかじゃないのよ、サーバー物理破壊しろよ。赤テープ意味ないし…。
なぜかウィルスで破壊しようと試みる意味がさっぱり不明。

・突如として理解力が高いときと低い時の高低差
怨霊を観ると死ぬというのが何故か知っていて主人公助けるジャンク屋。状況理解早すぎるというかなんでサーバーの場所わかったのか謎。
かと思えば、車で走って眠った後に軍放送のラジオで携帯とか電波は侵入経路になるでって聞いたのに、すぐ襲われて"あれはなに?"って頭悪すぎるだろ…。
お前が逃げてた怨霊だろうが…。

・怖くないけど胸糞
彼氏が自殺して落ち込んでたはずがジャンク屋にすぐ惚れる主人公の変わり身…。

・ラスト
いらないんすよ、荒廃した世界とかで人々がどうしてるとか…どう考えても崩壊していく世界で生き残る人類いるのかなぁ?ってオチで良かっただろ。
しかもサーバーの電源落とせば奴らなんもできないので、EMPの電磁パルスを発生させれば勝てそう…。
本当に回路のリメイクなんだろうか?

元凶はおろか結末すら想像に任せるオリジナルを観て何故こうなってしまうのか…マリリンマンソンみたいな怨霊も怖くないし…いやぁ久々に笑える作品でした。
SSDD

SSDD