このレビューはネタバレを含みます
エンドロールが始まりタイトルを思い浮かべた時，「おぉ，そうきましたか！」と膝を打った三遊亭呼延灼です．こんばんわ．
同性愛が違法だった時代．もちろんの事，人を愛する気持ちを法で縛る事はできませんので，収監が常態化したハンスさん．もっとも公衆トイレを発展場にするのはいかがなものなんでしょう．同性愛を違法とは定義しなかった本邦の優れた法律であっても，公衆トイレで男女が助平してたら公然猥褻罪で拘束されますでしょう．
発展場といえば，本作タイトルにもなった屋号のパブ．大阪の難波合宿所や東京の大番会館新宿店って，あんな感じなんでしょうか．残念ながら，私はそちら方面は嗜んだ事がございませんので，結構衝撃的な映像でございました．性の乱れ！羨まけしからんですぞ！！もっとも，私には容姿端麗頭脳明晰天空海闊淫乱熟女な嫁がいらっしゃいますので，発展場なんぞに行く必要は皆無なんですけどねっと．
自由であるための不自由を享受する事を選んだハンスさんは刑務所に戻りましたが，それは同性愛者に限ることではございませんでして，再犯率の増加傾向は本邦に限らず世界各国で観察される傾向にございます．特に高齢犯罪者は一般社会には受け入れてもらえる場所が乏しく，ホームレスになるなら刑務所に戻るか！ってな感じで犯罪を繰り返すようでございます．あくまで童貫師匠の受け売りでございます．まぁ童貫師匠は存在そのものが犯罪者みたいなもんですから，あながち間違えではないでしょう．
にしても，あの手彫りのタトゥーは痛かったろうなぁ．ヴィクトールさん，慎重な行動するような人じゃなさげだもんなぁ．
