ダガバジ

NOPE/ノープのダガバジのネタバレレビュー・内容・結末

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

普段見ないホラーとかスリラー系ぐらいの前情報のみで鑑賞したから最初とゴーディ周りとかめちゃくちゃ怖かったのでUFO(今はUAPらしい)の話になってかなり安心した

ゴーディとUFO2つの話の軸が合って、共通するのがジュピター君
暴れ回ったゴーディを唯一手なずけられそうだった体験からUFOに対しても俺なら行ける!したせいで、嵐のように来て人を食べて去っていくはずがあの丘に住み着いたとかなのかな
ゴーディもUFOもラッキーもモノ扱いして見世物にする対象に反撃をしただけ、そしてOJとエムも餌扱いしてくるUFOに反撃したってのが綺麗だな〜と思った

OJからエムへのジェスチャーは馬のGジャンの時は俺を見て学べ、UFOのGジャンの時は俺を見ろ(UFOの気を引くな)っていう兄心なのかな〜
UFOにGジャンと名付けるの、夢枕獏の陰陽師で見た「名とは呪である」を思い出してこれか〜!となった
名前を付けることで相手の存在を認め、漠然とした恐ろしい未知の存在から既知の存在に変わる(OJとエムに馴染み深い馬の名前)ことで恐怖感が薄らぐのがすごく面白い

突然のホラー顔バーンの脅かし系が苦手だけどNOPEのようなじわじわ系は行けるとわかって楽しみが増えて良かった
嵐の風の音が犠牲者達の悲鳴で、意思疎通できる存在のはずのUFOの中はただの消化器官だとわかるところが本当に最高だった
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