貞子！
ついに！
ブレイクスルーする！！！
ある意味で………
結構酷評多いんですけど
個人的には好きでした。
ある意味、凄い映画と思うよ…！
…最恐ホラークイーンたる貞子もね
その長い歴史の中で
様々なパロディーで擦りたおされ…
公式プロモーションでは
SNSを始めたり… 始球式したり…
政見放送したり…
舞台挨拶に出席したり…
良いか悪いか別にして
ずいぶん親しみやすく
なっちゃいましたよね。
だがしかし、恐怖の根源って
「未知」とか「わけのわからないもの」
…じゃないかと思うんですよね。
少なくとも僕は、
正体の分からないものこそ
怖いし、恐ろしいです。
死ぬのが怖いのは、
死んだらどうなるか
分からないからだと思うしね。
…だから、もはや、
近所の井戸に住んでる
ちょいエキセントリックな
ロングヘアー姉さん！
………くらいの親近感を
纏い出した貞子さんでは
結構ガチで ほとんど まるっと
怖がれない…
どんなに恐怖演出を積み重ねても
あの政見放送がチラつきます。
もう色々と無理です。
…だからこれ、
僕らが貞子を愛して楽しんだが故の
副作用だったと思うんだけど、
結構シビアな問題としてあったよね。
「キャラクターの寿命」
…なんてものがあったとして
これまでの方向性では
貞子の「キャラ寿命」が
どんどん削られて
「風前の灯火」状態だったと思う。
この映画はそのシビアな問題に
初めて真っ正面からぶつかって、
そして、何だかよう分からんけど
新たな扉をこじ開けた！
一応の回答を叩きつけてきた！
…そんな感じがするんですな。
なんたって、
貞子を「ホラー」の呪縛から
解き放ったんだからな！！！！！！！
…つまり、どういう事かと言うと
この映画は『トリック』なんですよ！
仲間由紀恵と阿部寛の出世作！
『トリック』！！！
そして『トリック』から連なる
数々のヘンテコ脱力
サスペンスコメディ！
その系譜！！！
貞子で『トリック』を
やろうとして
本当にやったんですよ！！！
あっ、監督は木村ひさしやった！
だから、もう全力で、最初から
ホラー映画ではありませんでした。
でも、貞子と言うキャラクターの
新たな可能性の扉を、
こじ開けたと思うんですよ！！！
「キャラ寿命」伸ばしたよ！
…確かに一抹のさびしさはあります。
だけど、あえて僕はこれを評価したい。
あのまま「キャラ寿命」が尽きて
ガチで文字通り
死に絶えようとしている貞子をね
指を咥えて見てるくらいなら
英断だったと思いますから！！！
今回、1回やっちまったんだから！
実績作ったんだから！
もう、ますます開きなおってね！
次は貞子で
『タイタニック』やっても良いし
『ターミネーター』やっても良いし
『ジョン・ウイック』やっても良いし
『東京ラブストーリー』を
やっても良いですよ！
………よ、良いと思いますよ！！！
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……………………………………
…とにかく僕は
貞子さんの新たな門出を
祝福したい！
そして、
その挑戦を見守りたい！！！
頑張れッ！！！！
貞子ォォォォォォォォォォッ！！！
2022-48
