「八月のクリスマス」などの
ホ・ジノ監督作品。
30分という長さがちょうどいい。
短いとは感じないほど
濃密に感じました。
恋愛映画と表するには
うまく社会に理解してほしいことを
盛り込んでくるのが
韓国映画は上手。
恋愛映画ではあるんだけど
それは入りやすい入り口にするためで
本質は別のところにある。
だから中学校や高校の授業でみる
のもありかと思います。
そのために主人公のカップルを
わざわざ美男美女にしてるんだから。
見えない不便さはもちろんあるんだろうけど
それで不幸だの可哀想だのと言うのは
見えるもののエゴなんだろう。
短編だとごく少ない人物
主に主人公だけに視線が
フォーカスしがちなんだけど
この作品は驚くくらいに
周りの人々のキャラクターが濃くて
かつその人たちの生き方や愛情の深さが
主人公たちの恋愛以上に響いてきました。
エンドロールは最後まできちんとみてね。
ある意味そこが一番の見どころかも。